reostockのブログ

資産運用や医療などなど

MENU

明日からのヘッジ戦略

FOMCが終わり、先日ブラード総裁の発言から2022年にも利上げが行われる可能性が考慮され、米国市場・ヨーロッパ市場は下落しました。

www.bloomberg.co.jp

www.bloomberg.co.jp

 

セクター別にみると、

インフレに伴う利上げでインフレが抑えられることから、コモディティ関連のETF(XMEやXLE、XOPなど)の低下が目立ちます。

また、イールドカーブフラットニングにより、銀行株は利益を稼ぎにくくなることから、XLFの低下が目立ちました。

f:id:reostock:20210620223506p:plain

 

 

さて、明日から日本市場も開くことになりますが、様々な市場が下がりつつある現状でヘッジが必要と思われるので、どこをショートするか検討してみようと思います。

・S&P500

f:id:reostock:20210620223749p:plain

先物では、コロナで下落した時から支えていた上昇トレンドラインを割っています。出来高も激増ではないが、多めであり、MACDも下落トレンドです。現在の価格は50日平均線のあたり。

f:id:reostock:20210620224104p:plain


SPYのimplied volatilityも上昇

f:id:reostock:20210620224222p:plain

SPYのskewも上昇

f:id:reostock:20210620224403p:plain

→ポジションも1年間では高め

f:id:reostock:20210620224555p:plain

SPYのshort volumeは平均からやや高め

f:id:reostock:20210620224735p:plain

→CFDのポジションは何とも言えず。

f:id:reostock:20210620231915p:plain

→構成セクターでみると、今回下がっている金融などで12-20%程度

 

🌟S&P500 まとめ

・Implied volatilityやSkew、SPYのshort volumeなどをみると、市場の懸念が含まれていそう。

・コロナで下落してからのトレンドラインを割ってしまったのは、ダメージが大きい印象だが、明日以降の相場で完全にトレンドラインを割ってしまうか確認が必要そう。

 

 

・Dow Jones

f:id:reostock:20210620225007p:plain

→こちらは完全にコロナ後からの上昇トレンドラインを割ってしまった形。出来高もそれなりにあってMACDも下落。現在価格は100日移動平均線あたり。

f:id:reostock:20210620225150p:plain

→DIAのImplied volatilityも急上昇

f:id:reostock:20210620225231p:plain

→DIAのSkewはそこまででもない

f:id:reostock:20210620225316p:plain

→ポジションは平均的

f:id:reostock:20210620225432p:plain

→DIAのshort volumeは平均的

f:id:reostock:20210620225634p:plain

→CFDのポジションをみると、楽観的な人が多そう

f:id:reostock:20210620232116p:plain

→構成セクターでみると、今回下がった分野で20%程度

 

🌟Dow Jones まとめ

・チャート的には米国市場の中では下がっている方であり、トレンドラインは完全に割っている状況。

・一方で、SP500より市場の懸念はあまりなさそう。

 

 

NASDAQ

f:id:reostock:20210620225932p:plain

→上昇トレンドラインは割っておらず、MACDも上昇方向。6/18の売られたVolumeよりも6/17の買われたVolumeの方が多い。50日移動平均線すらタッチしておらず、他の市場に引っ張られて下がるなら下がる余地が大きいとも言えるが・・・

f:id:reostock:20210620230137p:plain

→QQQのImplied volatilityは変わりなし

f:id:reostock:20210620230219p:plain

→QQQのSkewも変わりなし

f:id:reostock:20210620230309p:plain

→ポジションは平均的

f:id:reostock:20210620230612p:plain

→QQQのShort volumeはやや高め

f:id:reostock:20210620230701p:plain

→CFDは売りが優勢

f:id:reostock:20210620232640p:plain

→直接下落に関係しそうな分野はないが、SOXXも下げていたのでそれは懸念

🌟NASDAQ100 まとめ

・チャートとしては下がる余地が大きいとも言えるし、まだトレンドは上昇とも言える。

・それなりに下がる懸念も含まれていそうなshort volumeとCFDポジション

 

 

・RUSSEL 2000

f:id:reostock:20210620230926p:plain

→大きな上昇トレンドを切ったとは言えない状況で、下がる余地はあると思われる。MACDは下がりトレンドで、6/18のVolumeも大きい。現在価格は100日移動平均線

f:id:reostock:20210620231116p:plain

→IWMのImplied volatilityは急上昇

f:id:reostock:20210620231150p:plain

→IWMのSkewは平均的

f:id:reostock:20210620231234p:plain

→ポジションは過小評価

f:id:reostock:20210620231325p:plain

→IWMのShort volumeは高め

f:id:reostock:20210620231417p:plain

→CFDポジションは楽観的

f:id:reostock:20210620232338p:plain

→今回下がった分野で20%ちょっと。

🌟ラッセル2000 まとめ

・チャートとしてはまだ下がる余地がありそう。

 

 

💡米国指数で何をヘッジするか

・悩ましいの一言。

・DIAはボリンジャーバンドを連日切って下げているので、ショートしにくいように感じます。

・個人的にはS&P500が上昇トレンドを切っているので、まずは少額S&P500をショートして数日見て完全にトレンドライン切るならショート額増し。または、NASDAQ100 のMACDクロスなどがみられれば、そこを買い増し。はたまた、ラッセル2000を追加でショートするかですね。

 

 

日経平均

f:id:reostock:20210620233247p:plain

→3月頃から高値を切り下げる下落トレンドがまずは嫌な感じ、RSIも下落トレンドを突破できず、MACDは下がりトレンドへとクロスしてチャートとして嫌な感じがします。唯一の救いはボリンジャーバンドの下端にタッチしていることくらい。現在価格は100日移動平均を切った位置。

f:id:reostock:20210620233535p:plain

→CFDは楽観的

 

TOPIX

f:id:reostock:20210620233651p:plain

→RSIやMACDの下がりトレンドは嫌な感じですが、日銀が買い支える可能性があるかもしれず、どこまで下がるか微妙かもです。

f:id:reostock:20210620233911p:plain

日経平均より楽観的なCFD

 

 

💡日本指数のどれをヘッジするか

・どっちもどっちな気がします。

・銀行株の比率の高いTOPIXをまずはヘッジしてみようかと思います。

 

 

🔵個人的には・・・

・とりあえず米国株はS&P500>ラッセルをヘッジして、NASDAQ100 はチャートをみてヘッジ追加の予定。

日本株TOPIXをヘッジして様子見しようと思います。