reostockのブログ

資産運用や医療などなど

MENU

$TDOC 銘柄分析

遠隔診療を手掛けるTDOCについてです。

日本ではあまり進んでいない印象ですが、糖尿病など慢性疾患に関しては処方を定期的に受ける必要があり、そういった面ではオンラインで済ますことができるのは大きなメリットと考えます。

救急現場に携わる者としては、不要な救急要請や夜間帯の救急受診が減り、医療費の軽減につながることに期待したいところです。

一方で、慢性疾患を抱える患者の多くは日本では高齢者であり、他国でも遠隔診療を上手く高齢者が扱えるのかという問題は残りそうかなという気がします。

その点、若年者にも多いメンタルヘルスの問題にTDOCが介入しているのは凄いことだと思います。

 

○事業内容

・まとまっていたサイトより引用です。

strainer.jp

kysu.jp

note.com

 

○Telehealth市場について

・遠隔診療事業については25%のCAGRでの成長が見込まれているようです。

www.globenewswire.com

www.globenewswire.com

・現在のmarket shareがどのようになっているかは確認できませんでしたが、病院がたくさんあるように、遠隔診療を担う企業が複数あること自体は問題ないと思います。

 

○決算

f:id:reostock:20210728215635p:plain

2021年Q2

f:id:reostock:20210728220414p:plain

f:id:reostock:20210728220517p:plain

参考までに2021年Q1

f:id:reostock:20210728220644p:plain

f:id:reostock:20210728220710p:plain

2021年Q2 Earning call

note.com

 

🌟まとめ

・相変わらずの決算missですね(笑)

・Primary360というプライマリーケアについてはどこまで有意義かは正直悩みます。個人的にはプライマリーケアは直接会って診察してという過程に意味があるように思うので、問診だけでは限界があるのかなと感じます。ただ、不要な医療機関受診による病院混雑が避けられて、医療機関受診のハードルは下がるような気がします。

www.eisnetwork.co

・力を入れているmyStrength Completeによる精神症状のある患者へのアプローチはTelehealthに向いていると思うし、リボンゴが出がけていた糖尿病など慢性疾患の管理・投薬などもTelehealthに向いていると思うので、1人の医療者としては事業としては良い方向に向かっていると感じます。

・また、マイクロソフトとの協力関係により、臨床医がTelehealthと臨床データを切り替えずに使えるのは医者側からしたらかなり楽だと思うし、自分がTelehealthをやるならそういう環境が良いなと思いました。

・決算を受けてさらに株価が下がっているのは個人的には気になります。PSR10倍って(笑)

f:id:reostock:20210728224610p:plain