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債券ETFを考えてみたい

 

金利も上昇してきたし、そろそろ債券とかどうだろう。

 

はじめに

短期も長期も米国金利が上昇してきた中で、債券の価格は下落してきています。

その中で分配金の利回りがそれなりに良くなってきたので、債券ETFの購入を検討しはじめたところです。

どの債券ETFにするか、検討してみようと思います。

 

前回の利上げ

Federal fund rate

・2015年12月に利上げが発表され、そこから2019年初にかけて米国の政策金利は少しずつ上がっている。

 

US02Y

・2015年12月の利上げ発表に向けて、短期金利は徐々に上昇。

→その後、利上げが実際に発表された後に一旦は短期金利は改善も、その後政策金利の上昇に合わせて短期金利も上昇している。

→2019年に入る前より短期金利は下落しており、政策金利が下げられるのを見越していた可能性あり。

 

US10Y

・2015年12月の利上げ発表後に短期金利と同様に一旦は長期金利も下落。

→その後、徐々に長期金利は上昇し、2019年初に入る前より短期金利と同様に長期金利も下落している。

 

前回の利上げから思うこと

短期金利長期金利も利上げ開始から数か月はいったん下落する可能性を考慮する必要があるが、長期的には再度金利は上がってくると思われる。

 

今回の利上げに向けた動き

US02Y

・前回の利上げと比較して、短期金利の上がり方がえげつない。

 

US10Y

・前の利上げと比較して長期金利も上がり傾向。

・前の利上げの時は少しずつ10年債金利は下がってきていた。

 

US30Y

・長期債への投資を考えている中で長期の利回りも確認。

・前回の利上げ時は、利上げ実施に向けて超長期金利は低下し、利上げ後に多少は超長期金利も上昇。

・10年債金利同様に、超長期金利も前回と今回は利上げ実施に向けた金利の動きが異なる(前回は10年債金利と超長期金利が下がってきた中で利上げ実施だったが、今回はともに上がってきている中で実施)。

 

上記のまとめ

前回の利上げ時の金利の動きを踏まえると、債券ETFに投資するにあたり、債券ETFが今後短期的には一旦上昇する可能性があるが、利上げがこれからしばらくの期間続く中では債券ETFが下落していく可能性に注意する必要がある。

 

債券ETFをどれにするのか

さて、上記を踏まえて今後の利上げ局面の中で長期的な目線で債券ETFを考えていきたい。

 

超長期国債ETF

ETF database

ETF databaseよりTotal assetsが大きい順で上記のETFを検討候補に挙げた。

  TLT SPTL BLV VGLT
Total assets($MM) $19,377.30 $5,606.74 $5,606.72 $4,279.98
Index tracked The U.S. Treasury 20+ Year Index  The Bloomberg US Aggregate Government The Bloomberg US Government/Credit The Bloomberg US Aggregate Government
経費率 0.15% 0.06% 0.05% 0.04%
直近利回り(Bloombergより) 1.71% 1.85% 2.99% 1.91%
格付け AAA 100% 100.00% 1.50% 100%
AA     6.20%  
A     20.50%  
BBB     27.80%  
米国政府     44%  

 

・SPTLとVGLTはTrackingしている指数が一緒で、VGLTの方がTotal assetsは小さいが経費率は安い。

・BLVの利回りが目立って良いが、格付けが低いものが混じっている。

・TLTが圧倒的なTotal assets。

 

超長期国債チャート

VGLTが一番新しく、VGLTが運用されてからの比較

・BLVのパフォーマンスが悪いが、それ以外のパフォーマンスはほとんど一緒。

 

総合債券ETF

ETF database

ETF databaseよりTotal assetsが大きい順で上記のETFを検討候補に挙げた。

・ただ、楽天証券(個人的に長期投資用の証券口座)で買えるものは、AGG/BND/BNDXのみで、BNDXは為替ヘッジがついてしまうので除外(ドルで資産をなるべく持ちたいので)して、AGG/BNDのみ候補として検討。

  AGG BND
Total assets($MM) $84,984 $80,723.60
Index tracked The Bloomberg US Aggregate The Bloomberg US Aggregate – Float Adjusted –
経費率 0.04% 0.04%
直近利回り(Bloombergより) 1.81% 1.96%
格付け AAA 71.44% 70.20%
AA 2.58% 3.10%
A 11.02% 11.80%
BBB 13.99% 14.90%
米国政府    

 

米国総合債券チャート

・若干BNDのパフォーマンスが劣るが、ほとんど同じパフォーマンス。

 

暴落時のパフォーマンスは?

TLT

・週足チャートでSPYとの相関係数は概ねマイナス。

SPYの暴落時にはTLTは上昇していて、暴落時のヘッジになりそう。

 

BLV

SPYとの相関係数は概ねマイナス。

SPYの暴落時にはBLVは横ばいからやや上昇程度。

 

SPTL/VGLT

SPYとの相関係数は概ねマイナス。

SPYの暴落時にはBLVは横ばいからやや上昇程度。

 

AGG

SPYとの相関係数は概ねマイナス。

SPYの値動きはわかりにくく、以下で。

 

BND

SPYとの相関係数は概ねマイナス。

SPYの値動きはわかりにくく、以下で。

 

リーマンショック



・TLT>SPTL>BLV≒AGG≒BNDの順で上昇。

 

コロナショック時



・TLT>SPTL>BLV>AGG≒BNDの順。BLVやAGG/BNDはやや下がっている。

 

まとめ

株式のヘッジとするなら超長期国債ETF>米国総合債券ETF
ETFボラティリティを抑えたいなら米国総合債券ETF>超長期国債ETF
超長期国債なら経費率の点ではVGLT、株式のヘッジならTLT。
米国総合債券ETFならパフォーマンスはほぼ一緒なので経費率や分配金の良いBND。

 

個人的には

個人的には全ての間を取ってVGLTにしようかな🤗
毎月配当もらえるの嬉しいし🤩